カイトチカの日記

Life Solution Energyとして、エナジャイズする記事をお届けします

‘自分で動く’こと。また新しい世界へ、アップデート。

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今週もまた、ワインに関係することが多かった週でした。

そして、自分の先入観と認識が飛躍的にアップデートされていることを実感しています。やはり、自分から動くということは大切ですね。

まず、アメリカ最高峰の料理大学として世界的に知られるCIA ( The Culinary Institute of America) でワインと料理を学んだ、ワイン&フードコンサ ルタントでナパヴァレー・ヴィントナーズの小枝絵麻さんによる、フードペアリング。これは、雑誌DRESSワイン部関連のイベントでした。

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カリフォルニアワインをこよなく愛す絵麻さんが、とてもシステマティックな方法で、ワインと素材、調理法をどうやって組み立てるのか?を講義してくださいました。

カリフォルニア・ナパヴァレーのワインと言えば、以前はマロラクティック発酵(M.L.F-リンゴ酸を乳酸と炭酸ガスに変える発酵)による、バターやナッツの乳製品を連想させるようなたっぷりした香りと味わいが特徴でした。

でも、現在では、その伝統的なニュアンスを抑えたブルゴーニュなどの旧世界に近いエレガントで、複雑味のあるものが白も赤も好まれているとのこと。これについては、ソノマでワイン造りをしているフリーマンさんも同じことをおっしゃっていました。

世界的にワインはエレガントな旧世界と新世界の区別がつき難いような傾向にあるということに、改めて気付きました。

また、今日19日は、ドイツを代表する名手「ベルンハルト・フーバー」の新当主 ユリアン・フーバー氏 来日記念ランチ会に参加してきました。

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(ランチ会のメニューです。春の香りのする食材が多く使われていました。)

ドイツを超え、世界的にも有名な「ベルンハルト・フーバー醸造所」。

南ドイツ・バーデンに位置するこの醸造所は、ドイツを代表するワイン評価本「ゴー・ミヨ」においても度々最優秀賞に輝き、正にドイツでナンバーワンのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)を産み出しています。

ベルンハルトさんが醸造所を設立してから約30年間で大きな名声を確立した醸造所でしたが、2014年、惜しまれつつベルンハルトさんは55歳の生涯を閉じ、未来は若き息子ユリアンさんに託されることとなりました。

ベルンハルトさんが、がん宣告を受けてから、亡くなるまでの2年間。大学生だったユリアンさんは、大学と家を往復しながら、お父さんと一緒に働き、じっくりと話をして、醸造所をどのようにしていくべきか?という話をされたそうです。

今回、醸造所を継いでからユリアンさんが東京でイベントを行うのは初めてとのこと。しかもこのイベントだけのための来日ということで、本当に貴重な機会でした。

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ユリアンさん、ドイツで最も権威あるワイン雑誌の一つである「weinwelt (ヴァインヴェルト ワインの世界の意)」の表紙を飾ってらっしゃいました。

1903年創設の歴史あるワイン出版会社、マイニンガーの名を冠した「マイニンガース ワインコンテスト」において、ユリアンさんの赤ワイン・シュペートブルグンダーが最優秀賞を受賞されたからとのことです。

ユリアンさんの造られるワインは、白のヴァイサーブルグンダー(ピノ・ブラン)100%も、白い花のような優しい香りに、樽熟成のふくよかさや複雑味、クリーミーな味わいがありました。

ブラインドで飲んで、これらをすぐに「ドイツワイン」だとわかる人がいるでしょうか。という位に、ドイツワインの先入観を変えるものでした。一方で、完全にドイツらしさを失っていないことも素晴らしいと思いました。

最近は、若手や経験の浅いつくり手が、伝統を守りながら丁寧な仕事をすることで、こういった評価を得ているケースが多いように感じます。日本酒のつくり手にも言えることかもしれません。

会には、「ドイツワインをこよなく愛す」各方面の方々がいらしていました。そして、皆さん口々にユリアンさんの活躍とドイツワインの飛躍的な品質の向上を喜んで、初めてあった人同士でも打ち解けるような、とても和やかな会でした。

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この会には、IT企業にお勤めでありながら、ワインへの造詣が深いMさんにお声がけをいただき、幸運にも参加できることになりました。そして、Mさんの後輩で、システムエンジニアから、現在は、長野県東御市でドメーヌ中島として、ワイン造りをしている中島豊さんともご一緒できました。

中島さんは、2011年にフーバー醸造所で研修されたご縁があるそうで、ご自身が造ったワインをユリアンさんに手渡していました。ユリアンさんも再会をとても喜ばれ、「このワインはドイツの母と一緒に飲みます」とおっしゃっていました。

これを機に、ドメーヌ中島のお手伝いにも行きたい…などと、いろいろなご縁がつながったことに感謝です。

実は最近「ワイン関連の記事を書いてみませんか?」というオファーをある所から頂きました。

私のように、どこかの有名レストランでの経験がある訳でもなく、ワイン造りなどの専門知識があるわけでもなく、異業種からの参入(?)の存在にそのようなお声がけをいただくとは思ってもみないことでした。

でも、せっかく頂いたチャンスなので、時間を有効に使って、自分から積極的に動いて、少しでもワイン好きの方に情報を提供していけるよう頑張りたいと思っています。

形になるのは、まだまだ先のことだと思いますが…。

キーワードを意識すると、出会いが生まれる。

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今から3年位前に、自分自身のキャリアを考える機会がありました。その時に、アドバイスをいただいたのが安藤美冬さんと原尻淳一さん。

「カイトさん、せっかくソムリエの資格を持っているのなら、‘ワイン’を仕事の切り口の一つにしたらいいのに…」という言葉でした。

その時は、全く違う仕事をしていたので、ワインが仕事になるとは、正直なところ現実味がなかったのですが、その言葉をきっかけに、ワインを自分のキーワードとして、意識するようになりました。

そして、会社から独立して、2ヶ月余り。

今は、これまでの自分の経験や専門領域にあまり囚われずに、ご依頼のあった仕事に全力で取り組んでいます。

仕事で大きな成果を出すというよりも、今はまだ種まきの時期でもあり、「カイトチカ」という個人が、どのような形で役立つのかを実験しているとも言えます。

そんな中で、思った以上に「ワイン」に関わるお声がけをいただくので、意識することの大切さというのを改めて実感しています。

特に、先週は、「ワイン」をキーワードにした機会が沢山ありました。

まず、世界最高のワインライターのジャンシスロビンソンさんとのランチョンとアカデミー・デュ・ヴァンで行われた特別講義。

http://www.jancisrobinson.com/

ジャンシスさんは、私が今から約20年前にワインの勉強に没頭していた時からの憧れの人物です。

彼女とのランチの会があること、その後のスケジュールで特別講義が行われることを偶然に知人に教えてもらい、参加できる運びとなりました。

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表参道のレストランで行われたランチョンで挨拶をするジャンシス・ロビンソンさん。この後、彼女がメニューに合わせて選んだワインとその解説をききながら、ランチを楽しみました。

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ジャンシスが仔羊のメインディッシュとのペアリングで選んだ赤ワインは、グレイスワインのキュベ三澤。つくり手の三澤彩奈さんです。 同じテーブルにいらっしゃったので、驚きました。

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その後、場所を青山のアカデミー・デュ・ヴァンに移しての特別講義。受講者が直接いろいろな質問が出来る機会で、とにかく学びの多い時間でした。

そして、土曜日のお昼。今度は、雑誌DRESSワイン部のイベントで、カリフォルニア・ソノマでワインを作っていらっしゃるアキコ・フリーマンさんとお会いできる機会がありました。

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乾杯はワイナリーの元「まかないワイン」のロゼ。初めは売り物ではなかったそうです。こんなに深みがあって、美味しいロゼは飲んだこと無い位。感動しました。

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専門的なことはすべてOJTで学ばれて、まだファーストワインを作って数年のフリーマンさんのワインが、ホワイトハウスの晩餐会で供されたそうです。

三澤さん、フリーマンさんのような女性がワインの世界ではつくり手として活躍されていることに、本当にエネルギーが湧いてきました。

(それぞれの方ついては、また改めて、詳しい記事を書きたいと思います。)

そして、土曜日の夕方から、私が講師をつとめる定期開催のワインセミナー。

今回のテーマは、偶然にも「世界で活躍する日本人」でした。

日本を飛び出して、ワインの本場でこだわりのワインを作っている日本人は思っていた以上に、沢山いらっしゃいます。そして、そのワインは日本向けというよりも、リアルにグローバルな市場で認められています。

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セミナーの事前準備の段階で調べてみると、日本人がつくる赤ワインの品種が圧倒的に「ピノ・ノワール」が多いという印象でした。ピノ・ノワールは求道者的な品種で、栽培も難しく、ブルゴーニュ以外の場所での成功が難しいと言われている品種です。フリーマンさんの所もそうでしたが、そのピノ・ノワールがどれも美味しいこと…。その陰には、多分、想像出来ない位の努力とそれを支える情熱があるのだと思っています。

せっかく自分で仕事をやるなら、こだわりを持って、あえて厳しい道を行くべきかもしれない。そんなことを考える1週間でもありました。

ワイン以外にも、キャリア上で意識するキーワードを決めていますが、一つ意識するだけでも、こんなにいろいろな機会や発見があるものだなと改めて驚いています。

「ありのままの姿」の大切さ。やちむんの魅力。

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有楽町のMUJIにて、沖縄・読谷山焼北窯の松田米司(まつだ・よねし)親方と、映画『あめつちの日々』の監督・川瀬美香さんのトークショーに行ってきました。

川瀬さんとは、今から約10年前に仕事を通じて知り合って以来、様々なインスピレーションをくれる友人であり、クリエイターとしての姿勢や作品を心から尊敬できる人でもあります。

川瀬さんが前作の『紫』(京都の染司・吉岡幸雄さんのドキュメンタリー)に続く、2作目を沖縄にいって撮っていることは知っていました。 「土」を求めていて、親方に出会った…、という話も折々にきいていたのですが、撮り始めてから3年。完成までに更にもう少しの時間を経て、その作品が今年の4月に公開のはこびとなったそうです。

今回、初めて親方にお会いし、お話しさせて頂く機会となりました。

流れる空気が、とにかく温かく、自然で、「映画そのまま」の方でした。

お話の中で印象的だったフレーズを書き出してみると…。

守るべき伝統と、新しい発想で常に新しくしていくものを自分で考えながら、挑戦して失敗して、また戻って…を繰り返してやっていけば良い。

陶芸家の親方なんだから、こうあるべき…という人がいるけれど、自分は今のままの「普通」が一番心地いい。

毎日の生活の中で使う器に「個人」が前面に出ない方がいい。さりげない器の方が、食べ物が美味しく感じられるから。

「自分は動かない」。何もしないという意味ではなく、自分の居るべき場所にしっかり立って、そこに来た人としっかり関わること。

「所属」はしても良いが、「依存」はしない。「自活できる方法」は常に考えておくこと。

人間関係は、出来るだけフラットに。若い人を伸び伸びとさせること。

とにかく、発せられる言葉に優しさと力強さがありました。

無印良品 有楽町 Open MUJI Tokyo「手と土と火と 沖縄のやちむん」展 | イベント | 無印良品

現在、有楽町のMUJIで開催中の展覧会ですが、親方の作品は入手困難となる位に人気があるためか、MUJIでは展示用の作品だけで、残念ながら購入はできません。

通常は、来た人に作品を買ってもらって、売上げをあげるためにこういう展示をするのだと思っていました。

それでも、MUJIが今回のトークショーや試写会を行う背景には、「やちむん」(沖縄の焼き物のこと)をつくり続ける親方ご自身やその情熱と読谷村の空気に担当キュレーターの方が深く感動して、MUJIに来る人たちに伝えたい!という熱い気持ちからではないかと思います。今回、その思いがひしひしと伝わってきました。

有楽町に行かれたら、是非、ご覧いただきたものの一つは北窯をつくった際の「企画書」です。

今から、約30年前に親方を含む4人の若者が、読谷に新しい窯をつくろうと、熱い気持ちをそのまま書き表した「企画書」。

昔の日本映画の題字のような、筆書きの表紙に、これまた墨絵のような構想図が書いてあるものです。

お金はないけれど、気持ちはある。

とにかく登り窯を、焼き物をつくりたいという若者たちを、村の人達が自然に助けてくれたというエピソードからも、「沖縄らしさ」が伝わってきました。

また、親方は窯に火をつけるという作業を、その時の一番の新人にやらせるそうです。「親方がするしきたり」のところが多い中で、何故そうさせるのかといえば。

親方曰く、「窯に火をつけるというのは、大切なしごとで、心から消えない経験です。それをきっかけに、その人が陶芸家になってくれるかもしれない。その人は親方にならないかもしれないし、親方になるまで、その経験ができないというのは、もったいない。火はどんな火でも同じ火だから」ということでした。

窯の親方としての考えが伝わって来るエピソードでした。

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北窯では、今でも「土づくり」などは、この4人の親方の窯の人たちが共同作業で行っています。でも、それぞれの親方の個性や作風は全く違って、それぞれが違うことがまた良いことであり、強みなんだそうです。

お互いの違いを認め合い、助け合い、共にものづくりをしていく姿勢は、これからのコミュニティのあり方としても参考になることが多いと思いました。

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今回のトークショーの客席には、映画『あめつちの日々』の制作スタッフの方々からもお越しでした。最後に短くお話をされていたのですが…。

音楽の明星Akeboshiさん、題字のロリレイさん共におっしゃっていたのは、「読谷に行ってみて、わかったことがあった」ということです。

普段の明星Akeboshiさんは、普段は1人で音入れをしてつくるけれど、「空気」を伝えるために、バンドとしてメンバーを集めて録音したそうです。

また、東京で映画のターゲット層をイメージしてつくったロゴ案を監督に「全然違う」と言われたロリレイさんは、現場に行ってやはり「手描き」がしっくりくると思ったそうです。そして、「陶芸の親方というと、海原雄山みたいな人だと思っていましたが、全然違いました。」という言葉に、会場も親方も大爆笑でした。

川瀬さんは、本当にその場の「ありのまま」を撮ることができる監督さんです。

親方も「某地上波の局に出た時には、顔に化粧(ドーラン)をされたし、靴も履いたり、ちょっと気を遣った(笑)。でも、川瀬さんには本当になにもしなくて、そのままでいいと言われた。初めはちょっと緊張したけれど、そのうち、いつ撮っているのかもわからない位、自然に撮影が進んだ」とおっしゃっていました。

初めてお二人が会った時も、「監督はまだ来ないの?と言っていたら、そこにいて…。イメージと違う、小さくて細い女性がいたので驚いた」とのこと。

また、川瀬さんの作品は、前作の『紫』もそうでしたが、人の心の奥に働きかけるものを持っているためか、観た人に大切なものを気づかせてくれたり、心に留まる力を持っています。「宣伝にお金をかけなくても、不思議と皆さんに声をかけていただき、それぞれの形で大切にしていただける幸せな作品」とプロデューサーの高田さんもおっしゃっていました。

そのお話をきいて、もしかすると、親方と監督の「ものづくりへのこだわり」は似ているのかもしれないと思いました。

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写真は、松田親方が大好きな場所だそうです。この城壁の上から海をみると、この海がアジアにつながっていることを感じるそうです。疲れていても、元気が湧くとのこと。

最後に、「読谷に来てくださいね。読谷で会いましょう。」とお声をかけていただきました。

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親方にお会いした、その興奮が醒めないように、書きとめておきたいとブログを書き始めましたが、是非、4月に公開される映画を是非ご覧いただければと思います。

きっと、読谷に出かけてみたくなると思います。私はすっかり行きたくなっています。

essay.tokyo

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このブログの写真の出所は、『あめつちの日々』HPです。

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美味しいだけじゃない。銀座・古川さん。

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銀座・EXITメルサの「古川」さん。 ここは以前から、銀座でカレーやシチューが食べたくなると行くお店です。

先日、1人でランチの終わりの時間に伺った際に、マダムととゆっくりお話させていただき、そのさりげない気の利かせ方、立ち振る舞いが只者ではないと思ったので、

「もしかして、宝塚ご出身ですか?」と伺ってみたところ。

「あら、そうなのよ」

元宝塚の男役で芸名が円地百合さんという、鳳蘭さん、汀夏子さんの同期ということが判明しました。

なんでしょう。何が違うのでしょう?

全然お高くとまった感じもないのに、凛とした佇まい。

姿勢のよさ。

動作の美しさ。

気の利かせ方。

愉快な会話。

「私はそんなに長くはいなかったのよ」とおっしゃていましたが、やはり、スター性をお持ちなんですよね。

そして、多分、訓練されています。若い頃の訓練って、本当に大事なんですね。

ランチが終わって、わざわざ奥から当時の貴重な写真を持ってきてくださり、エピソードなどをお話いただきながら、いろいろ見せて頂きました。

そして、今度は夜、家族と一緒に伺ったところ。

「あら、先日はどうも。この前は長々お話しちゃってごめんなさいね」

私のことを、覚えていてくださったのです。感激です。

そして、家族から「いつも美味しいもの食べててズルい」とブーイング。バレてしまいました(笑)。

ボリュームの一皿がこのポークかつカレー。驚きのサイズです。(カツがもう1枚、ルーの中に隠れていることが判明)、何人かで行って、味の違うものをオーダーして、シェアするのがいいみたいです。

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水の代わりに、薄目のアイスティーがつくのも特徴です。

カレーとの相性を考えられているそうで、確かに水のように味を断ち切らない効果があると思いました。

あと、葉もの野菜の水気をしっかり取った「帝国ホテル仕込み」のサラダ。プロの仕事です。ドレッシングがまた美味しいのです。

ちょうど上半分位食べて、「もっとドレッシング欲しいな…」という頃に、「かけましょうか〜」と持ってきてくださる気遣い。

シェフは息子さんで、帝国ホテルで修行されたそうです。

名物のドライカレー。ルーもついていて、かけても美味しい。

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そして、私のイチオシは、魚介のホワイトシチュー。

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時間帯によっては、並びますが、ちょっと外して行かれると、素敵なマダムとお話できるかもしれません。 夜は、予約も受けているみたいです。

是非、お出かけください。

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www.ginza-furukawa.com

『みんなde読書大学』を始めます!

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1冊の「本」を読んで、学びを深める。

『みんなde読書大学』を開講することになりました。

ナビゲーターは、『読書HACKS! 知的アウトプットにつなげる超インプット術』の著者原尻淳一(はらじり・じゅんいち)さんです。

今回の『みんなde読書大学』は、毎回お招きするゲスト講師がお薦めの1冊を各自が事前に読んで参加します。

そして、集まった人たちで「自分が本から受け取ったこと」をシェアし、考え、アウトプットを持ち帰っていただきます。

本をテーマに人が集まることには、いくつかの効果があると言われています。

「未知の世界への入口」

読書家の人が奨めてくれる本。もしかしたら、自分で本屋さんやAmazonなどで探していたら、選ばない、目に留めないジャンルの本かもしれません。 だからこそ、その本を読むことで、新しい世界がまた一つ広がる可能性があります。

「1人の読書は足し算型、みんなで読むのは掛け算型」

同じ本でも、5人いれば5通りの本の読み方があります。1人で読んで、理解するだけよりも、より沢山の角度や視点で捉えられる効果があります。 本をきっかけに、普段は会うチャンスのない違う分野の人から、実体験に基づく知識、情報、アイデアを得られる可能性があります。

「自分自身を知る」

自分が本から学んだことを言葉にすることで、自分がいったいどんなことに興味があって、何を軸に物事を考えているのかを客観的に知ることができます。 話しながら、自分の考えがまとまっていくということを感じることが出来るでしょう。

これからの時代は、他人と違うことを自分のアタマで考える能力が必要になるそうです。

そして、人と違うことを考えるためには、多様なインプットが必要。

人間は「人、本、旅から」以外に学ぶことができない動物なんだそうです。

1冊の本と集う人から学ぶ。それが『みんなde読書大学』です。

まずは、お時間の合う方は参加してみてください。

第1回(4月6日)のゲスト講師は、

動画プロデューサーの家子史穂(いえこ・しほ)さんです。

家子さんのお薦めの本は、ドワンゴ社長でありジブリの見習いプロデューサー川上量生さんの『コンテンツの秘密ーぼくがジブリで考えたことー』。 コンテンツって、メディアや広告に携わる人は勿論ですが、「伝えたいことを、伝える」と置き換えれば、どんなお仕事をされている人にも実は大切なことです。

この会のもう一つの目玉は、読書会の後半。ワイン片手に美味しいものをつまみながら、引き続き、語り合うということです。 私カイトともう一人のソムリエール、さやかさんとで、ご用意するワインとお食事込みのお値段となっています。

お1人でも、気兼ねなくどうぞお出かけください。

【第1回概要】

 ・第1回日程:4月6日(水)19:00-21:30

 ・開催場所:いいオフィス@上野

 ・会費:4,500円(ワークショップ、ワイン、軽食代込)

 ・持ち物:課題の本(各自で購入して、事前に読んできてください)

 ・キャンセルについて:開催日1週間前以降のキャンセルはご遠慮ください

 ・その他:ワイン以外のお飲物のご用意もあります

【参加方法】Facebook上のイベントから参加可能で、先着順です。

ただし、4月のみイベントが「非公開設定」になっていますので、

■(Facebookをやっていらっしゃる方は)

下記にメールをいただければ、Facebookのイベントにご招待します。2回目以降は、Facebookからお申し込みいただけます。

 件名:4/6読書会参加申し込み

  ・お名前 ・Facebook のアカウント

■(Facebookをやっていないという方はメールで)

 件名:4/6読書会参加申し込み

  ・お名前  ・連絡先(メールアドレス、携帯番号)

  ・複数名の場合には、同伴者のお名前

■メールアドレス: readingcircle2016@gmail.comまでお願いします。

■主催事務局:カイト、富田、さやか

次回以降の案内が欲しいという方のご連絡もお待ちしています。

■第1回課題図書

また、第1回講師の家子さんご自身も昨年『仕事につかえる動画術』という、動画制作のノウハウが詰まった本を出されています。動画についても勿論いろいろご質問いただけます。

そして、その次の回は5月13日(金)。弁護士でプロコーチの新井玲央奈さんをゲストに『今日が、人生最後の日だったら。』(千田琢哉 )を読みます。

これからも定期的に開催しますので、どうぞお楽しみに。

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Photo by: Christopher.Michel

「ソムリエール」復活。セミナーやりました。

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全4回シリーズで始めたワインセミナー@築地。

これまでのテーマは、

■第1回 ボルドー

■第2回 ブルゴーニュ

■第3回 シャンパーニュと泡

■第4回 ニューワールド(新世界)

各回、約3時間の短い時間で、講義とワインテイスティングをするので、本当にダイジェスト版ではありますが、手作りのテキストで説明をさせていただきました。

ご参加いただいた方には、ワイン世界の大まかな地図が描けたかな…と思っていただけたら嬉しいです。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

ソムリエの資格は、新卒で入った航空会社で取りました。

資格とか試験なんて、めんどくさいと思っていた私でしたが、客室乗員訓練部時代に、成り行き上、受験することになりました。 ワインを飲むのが大好きだけれど、知識としては何もなかった私が…です。

どんなレベルかと言えば…。

シャルドネ」って、聞いたことあるけれど、それがブドウ品種の名前なのか?地方の名前なのか?すら区別のつかなかった程…です(笑)。

資格取得のための勉強は大変でしたが、「ワインを知る」ということは、世界を知る、地理を知る、歴史を知る、人を知る、技術を知る、文化を知る…ということにつながり、社内外の老若男女問わない友だちも増えましたし、海外の人との共通の話題も出来たりで、やっぱり勉強してよかったなと思いました。

その後、エールフランスやエア・ニュージーランドの共同運送便の仕事をする機会もあったので、1人仕事先でワインの酩醸地をめぐるという過ごし方が出来たり、それがきっかけで航空会社の仕事として、グルメ本の取材や執筆、ワインスクールの講師なども経験することができました。

ここ10年程は、メディア・通信の世界の人事をやっていたので、仕事には直接関係なかったですし、これからも、ワインはあくまで趣味で、仕事とは全く関係ないと思って過ごしていました。

自分自身がソムリエの資格を持っていることすら、忘れかけていた3年位前。 私のこれまでの経歴や専門分野などについて、人前でプレゼンテーションをする機会があり、その資料の中におまけ的に入れていた「ワイン」という言葉。

発表をきいた方から「せっかくだから、‘ワイン’をキーワードに、全くつながりが無いヒトやコトをつなげるような仕事をしたら、面白そう。是非、やってくださいね。」という言葉をかけて頂いたのでした。

自分にとって、あまり価値が無いかなと思っていたことが、相手にとっては意外な価値があるということを知りました。

そして、今、それを自分の強みの1つとしてやって行こうと思っているので、きっかけとは本当に不思議です。

今回の4回コースでは、築地のおかみ丼々・和田さんのところのお料理とのコラボが実現しました。

第4回のテーマは「ニューワールド(ヨーロッパ以外の国)」だったので、アメリカ、ニュージーランド、チリ、アルゼンチンなどのワインをテイスティングしました。

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花籠のお料理は、鴨ロース、坂越のカキフライ、ビーツ、芽キャベツブロッコリー、プチトマト、金柑

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サボイキャベツのロールキャベツ

野菜はすべて久松農園さんのもので、素材そのものの味とワインの相性をみるのにとても素晴らしいメニューでした。 実は、和田さんのところのお料理は、私が尊敬する某有名ソムリエが「美味しい!」と、端から端まで全部食べたという逸話がある程の本当に優しく滋味溢れる品ばかりです。

集まったメンバーは、皆さん別々の会社、業界、年齢や立場の方々でしたが、「ワイン好き」という共通言語があると、あっとういう間に場がなごみ、仲良くなってしまうので、大抵が1人参加の方ばかりです。

ありがたいことに、リクエストを頂きましたので、3月はテーマを替えて、「海外で活躍する日本人」ということで、ワイン造りの本場で世界と渡り合って頑張っているつくり手をテーマにして、ワインとお料理を楽しむ会を行います。4月からも定期的にセミナーを行っていくことになりそうです。

これからも、ワインを一つの切り口にして、いろいろと仕掛けていきたいと思います。

ワインセミナー、イベントの開催、レストランやパーティーなどでのワイン選び、ワインリスト作成など、どんなことでも私でお役に立つことがあれば、全力でお仕事させていただきます。

どうぞお気軽にご相談ください!

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【レポート】シャブリ・ロワールワインセミナー0223

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2016年2月23日(月)に帝国ホテルで行われた「シャブリ・ロワール ワインセミナー」についてのレポートです。

今回のセミナーでは、3つのドメーヌ(畑を所有し、栽培醸造・瓶詰を一貫して行うワイン生産者)についての紹介とワインテイスティングでした。

【感想】

ロワールには、早くからビオ(自然農法や有機農法など)に取り組んでいるつくり手が多いことは認識していました。今回はシャブリのつくり手も含めて、3つのドメーヌが土地や果実が本来持っている魅力をどうやったら最大限に引き出せるのか?について、真摯に考えているということが伝わって来ました。ビオと一口に言っても、本気でやろうと思ったら、手間も時間もかかります。また、現在の醸造責任者は何代目としての伝統も引き継ぎながら、新しい試みを沢山行っていて、実際にテイスティングしてみると、一般的なロワールワインの印象を変える位に、テロワール(場所」、「気候」、「土壌」など、ぶどうを取り巻くすべての自然環境のそれぞれの特徴のこと)をよく表し、骨格のしっかりしたワインばかりでした。

ブルゴーニュ地方に入るシャブリ地区がキンメリジャン土壌(ジュラ紀の土壌で、粘土質と小石と砂が混ざった石灰質が交互に層を成し、その中に無数の貝殻を含んでいる)であることはよく知られていますが、ロワールのソーミュール地区位までが、同じキンメリジャン土壌であるということを知りました。そして、フランスのワインはやはりテロワールが重要であると改めて認識しました。

f:id:kaitochicap:20160224230934j:plainf:id:kaitochicap:20160224035727j:plain(キンメリジャンの一部)

また、ロワール河の河口、ミュスカデ地区に近い地域でピノ・ノワール栽培し、骨太なワインを作り出しているドメーヌ・サン・ニコラの偉大さを再認識しました。フィエフ・ヴァンデアンという地区をフランスのワイン法の一番上のカテゴリーA.O.Cに格上げできたのも、彼のたゆまぬ努力の結果であるということです。大西洋から直接吹く海風は、ブドウや土地に恵みをもたらす一方で、強い風にさらされた木は成長しても低いままで、剪定〜収穫までの作業には大変な労力が必要なはずです。それを、丁寧に行い、更に品種や出来具合を見ながら、細かく醸造の過程を変えていく現在の当主ティエリー・ミッション氏はまさにこの地区の評価を上げた立役者と言えます。とにかく、最高の水準のものを目指すという「愚直な姿勢」は、ワインだけでなく、全てのものづくりに通じるものがあると思いました。

最後に、私から3人の方に「守るべき伝統と、新しく変えていく部分があるとすればどういうことですか?」という質問をさせて頂きました。

共通しておっしゃっていたのは、現在はブドウ栽培からワインの醸造に至まで、いろいろな技術の進歩があり、便利なものも生まれてきたけれども、効率性に囚われずに「30年、40年前のより自然に近い、本来のあるべき姿」を考えて、愚直につくることだ、とおっしゃっていました。

ティエリー・ミッションさんが醸造学校に通っていたころは「農薬や化学肥料を使って、収穫を安定させること」が大切だということが言われていたそうです。当時はそれが正当とされていた。でも、ティエリーさんは、心のどこかに違和感を感じていて、「自分の目指すところな何か?を考え、もっと違うやり方をしてみよう」と努力されたそうです。

自分の生き方、仕事のやり方に「軸」を持つことは必要だということを、ワインを通じて、また気づかされました。

今回のセミナーの定員が20名で、その倍の方がウェイティングをされていたと聞きました。 その場に参加出来たことは、たいへん光栄でした。

また、今回、別室で行われていたその他のワインのテイスティングも新しい気づきや学びが沢山ありました。木下トレーディング(株)の市原さんには、ポルトガルのマデイラについて、とても丁寧にご説明いただき、フォーティファイドワイン(酒精強化酒)についての理解も深まりました。今回の機会をくださった和田真幸さんをはじめ、このセミナーの関係者の皆さまに改めて感謝申し上げます。

【セミナー概要】

1. (Chablis)Domaine Jean Collet (シャブリ)ドメーヌ・ジャン・コレ

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シャブリに1792年より代々伝わるワイン造りの家系。現在のコレ社はマリウス・コレとその妻アグネス・ピノにより設立され、マリウスの息子ジャンが1952年からワイン造りに携わる。 ジャンは1954年にそれまでワイン商に売っていたワインを自社でボトリングを開始し、ドメーヌとして自立。

1959年よりアメリカ合衆国への輸出を開始。 1979年、マリウスから3代目の現当主ジルが加わり現在のドメーヌ ジャン・コレ社となった。代々大切に受け継がれてきた最高の畑から豊かなミネラルを感じるシャブリらしいシャブリを造り続けるドメーヌ。 ジルは伝統的なワイン造りを残しつつ、ビオロジー栽培にも挑戦している。現在は息子のロマンが醸造長を務める。 ロマンは、フランス各地やニュージランドなどで修行を積み、新しい醸造過程へのチャレンジや20年近いビオの経験を基に、土壌を大切にし、より望ましいあり方を考える作り手。

2. (Loire)Domaine Pellé (ロワール)ドメーヌ・ペレ

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サンセロワとはロワール川上流、サンセールとその周辺地区を示す。メヌトゥー・サロンは1954年にAOC認定を受けた比較的新しいアペラシオン。現在ではサンセールと並び称される実力を持ったワイン産地として知られる。 メヌトゥー・サロンは2地区に分かれる。西側に位置するメヌトゥー村は比較的平坦な粘土土壌で、東側のモローグ村は標高が高く畑の傾斜が強く表土の薄い石灰粘土質(キメリジャン)の土壌。メヌトゥー・サロン全体のワインの質は高く、特にモローグの味わいは注目されている。 ドメーヌ ペレはモローグ村にあり、メヌトゥー・サロン、サンセール、プイィ・フュメに合わせて42haの畑を所有するドメーヌ。ドメーヌは20世紀初頭にワイン造りを始め、3代目のアンリ・ペレの時代に成長した。現在、アンリの孫にあたりブルゴーニュのドメーヌで修業したポール・アンリがこのドメーヌを引き継ぎ、歴史あるドメーヌは新たな時代に入った。 現在、モローグ村のワインの基準となる味わいと評価されレヴュー・ド・ヴァン・ド・フランス誌やベタンヌ・ドゥソーヴでもメヌトゥー・サロンの代表格として取り扱われている。2006年のワイナート誌では既にサンセールのアルフォンス・メロやコタと同格の扱いを受ける数少ないメヌトゥー・サロンのドメーヌとして取り上げられている。

3. (Loire)Domaine Saint Nicolas (ロワール)ドメーヌ・サン・ニコラ

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ドメーヌ サンニコラはミュスカデの南、大西洋に面した緩やかな斜面を持つフィエフ・ヴァンデアン(もともとVDQSであった地区は、2011年からフィエフ・ヴァンディアン-ブレムAOCに昇格)に33haの葡萄園を持つ生産者。大西洋から吹き付ける烈風は防風林を陸側に曲げる程の凄まじい。葡萄の主幹が地中にあり、枝のみが地上に出ている。木の高さが低いため、膝をついて収穫する程。

当主ティエリー・ミッションは厳しい栽培条件下、果敢に葡萄栽培醸造に挑戦。クラスマン2004年にはこの地で飛び抜けた品質のワインを生産するドメーヌとして紹介されている。1993年からビオディナミを導入しヴァンデの個性を土地から表現することに努めている。 葡萄の剪定方法を変え、人力や馬で土を耕し、醸造設備を整え、弛まぬ努力の結果他のAOCワインを凌駕する評価を勝ち取った。クラスマン2006年度版から星付きで紹介されている。 現在、息子アントワンもドメーヌに参画し、これから更なる成長が期待出来るドメーヌ。

以上の3つのドメーヌについて、木下インターナショナル(株)のバイヤー館農俊則氏より、地図や写真を用いて紹介、続いて、各ドメーヌから、ロマン・コレ氏、ポール・アンリ・ペレ氏、ティエリー・ミション氏からの挨拶と説明がありました。

■ドメーヌ・サン・ニコラの畑がいかに他の違うのかがわかる動画です。風の強さ、木の低さ、土壌の様子などをご覧ください。

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ワインテイスティングは次の4種類。

1. (ドメーヌ・ジャン・コレ)Chablis Premier Cru Sécher シャブリ プルミエ・クリュ セシェ

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品種:シャルドネ100% 土壌:キンメリジャン 醸造・熟成:低い圧の果汁を発酵させ、オーク樽30%、ステンレスタンク70%をアッサンブラージュ、17ヶ月熟成。ノンフィルターでボトリング。

輝く麦わら色。フローラルとナッツのグリル香のバランスがとても良い。キレのある酸。フィニッシュはシャブリらしい塩味、ミネラルを感じることができる。骨太のシャブリの印象。

2.(ドメーヌ・ペレ)Menetou Salon Morogues Blanc Vignes de Ratier メヌトゥー・サロン モローグ ブラン ヴィーニュ・ドゥ・ラティエ

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品種:ソーヴィニヨン・ブラン100% 土壌:キンメリジャン 醸造・熟成:空圧式プレス機で圧搾。ステンレスと木樽で発酵。澱と一緒に木樽で6ヶ月熟成。

たっぷりとしたワインで胡椒のニュアンスとともに白い花の香りが感じられ、このワインに特徴的なミネラルの香り。爽やかな酸。

3.(ドメーヌ・ペレ)Menetou Salon Morogues Rouge Les Cris メヌトゥー・サロン モローグ ルージュ レ・クリ

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品種:ピノ・ノワール100% 土壌:キンメリジャン 醸造・熟成:木樽で3〜4ヶ月醸し発酵。フリーランとプレスのワインをアッサンブラージュ。400l樽7〜11ヶ月熟成

透明度の高いガーネット色。フレッシュな酸やミネラルも感じられる。軽やかな中にも旨味を感じさせる味わい。

4.(ドメーヌ・サン・ニコラ)Cuvée Jacques Rouge キュヴェ・ジャック ルージュ

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品種:ピノ・ノワール100% 土壌:乾燥したclay and schist 醸造・熟成:完熟の果実を手摘み、開放層で自生酵母で発酵。2ヶ月の醸し。400l樽で15ヶ月熟成。大樽3ヶ月熟成。

見た目の透明度に反して、チェリーやプルーンを煮詰めたような濃厚なフルーツの香り。果実味、タンニン、酸味が高い次元でバランス、密度の高い味わいを生み出している。後味に心地よい塩味あり。