キーワードは「ブートレック」
わたくし、中学1年の時からのエアロスミスのファンです。
それまでも、父親の影響で、小学生の時からビートルズが大好きで。 英語など、全くわからなかったのですが、父の車に乗るたびに兄弟で合唱していました。
今、私が多少英語ができるのは、きっとそのおかげが大きいです。
大貫憲章先生や渋谷陽一先生など(知っている人は知っている、音楽評論の草分け的な方)によると、エアロスミスは元々「ライブの空気感がある録音」を心がけているそうで…。
何枚目かのアルバムのタイトルが、
’Live Bootleg (ライブ・ブートレック)' Amazon.co.jp: Aerosmith : Live Bootleg - 音楽
私がこのキーワードに初めて出会った、記念すべききっかけです。
発売が1978年ですって。 Amazonカスタマーレビューなんかみると、今でも大絶賛。
凄いですね〜。
だから、何かの本を読んでいて、 「3MやGoogleが、仕事の中の何パーセントかの時間を、自分の興味のある分野に使って良いという制度があります。それをブートレックと言います」 みたいな説明に出会った時。私の頭の中に思い浮かぶのは、実はエアロスミスだったりします。
ビジネス上での意味は違うものの、このキーワードに出会えて、私としては本当によかったです。
仕事をする上で、この「ブートレック」という考え方を意識しておくと、自分自身は勿論、組織としても変化に対応できる可能性が高くなるし、会社の仕事でも、自分でコントロールしている感覚を持って、楽しくやれるからです。
私の場合、与えられたロールにプラスアルファとか、ちょっと関係するけれど、別の次元のこと…なんかに興味を持って、常にブートレックをやっています。
上からの指示とか、評価につながる…とか、全く関係のないところがポイントです。
もし、私が他の人と違う強みがあるとすると、「そこ」だと思うんですよね。
組織の中で、評価を狙う人が、捨てる部分が「そこ」だったりする場合もあります。
ちなみに3Mはそのブートレックを「15%カルチャー」、Googleは「20%ルール(20 Times)」と呼んでいます。 ブートレックから生まれた有名なものとしては、ポストイットやGmailなどがあります。
イノベーションの代表選手ではないでしょうか?
そのGoogle。 正式にルールを変えた訳ではないらしいですが、実質的にブードレックが無くなっているらしいという噂があります。
上司が部下にブートレックを認める余裕が無いとか?
与えられたプロジェクトに100%費やしている人が評価されるようになったことが原因とか?
本当かな? それじゃ、まるで他の普通の会社と同じではないですか?
今後のGoogleにはそんな観点でも注目しようと思っています。