カイトチカの日記

Life Solution Energyとして、エナジャイズする記事をお届けします

自分の周りを明るく出来る人になるには

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Photo by tanya7leigh

人をグループ分けする考え方があります。

例えば、

中国明代の思想家・呂新吾はリーダーの資質を3等級に分けて、

深沈厚重なるは、これ第一等の資質」と論じて、「深くものごとを考え、動じず、確固たる信念を持つ人」を最上級とし、

磊落豪雄(らいらくごうゆう)なるは其れ第二等の資質」と「細かいことに拘らず、器が大きい」を真ん中とし、

聡明才弁なるは、これ第三等の資質」と「頭が良くて才能があり、弁舌が立つ人」を最下級として、

位置づけています。

また、

京セラの稲盛さんは、

自分で燃える自燃性の人

周りから焚きつけられて燃える可燃性の人

周りが燃えても燃えない不燃性の人

がいる、と書かれていました。

なるほど。

この2種類各3つの要素をかけ合わせると人をある程度グループ分け出来るのかもしません。

つまり、

【第1要素】元々持っている資質

1.深沈厚重型(深くものごとを考え、動じず、確固たる信念を持つ人)

2.磊落豪雄型(細かいことに拘らず、器が大きい)

3.深沈厚重型(頭が良くて才能があり、弁舌が立つ人)

【第2要素】持っているエンジン

a.自燃性の人

b.可燃性の人

c.不燃性の人

自分が、第1要素×第2要素のどこに既に分類されているのか、または「ありたい自分」をどこに合わせていくか?ということが見えることは、自分の生き方を考える時に役立つかもしれません。

さて、私はここ数年、シニア層の方たちのキャリアにとても興味があり、リサーチのために諸先輩方にお時間をいただいてインタビューをしています。

お話を伺う中で、引き込まれるようなエネルギーを感じる方がいます。

この分類分けで説明すると、大抵の方は「1×a」または「1×b」タイプの要素をお持ちの方です。 このタイプの方は、世の中でいう「定年」という年齢になっても、自らの目的をもって何らか「動いている」「動こうとされている」方です。

また、お話を聴いていると、自然とホッとするなと感じる人がいます。この方は第1要素は様々でも、「aタイプ」または「bタイプ」の方のように思います。

私の興味や関心にも耳を傾けてくださって、「それは面白そうだね」とか「役に立てることがあれば、協力するよ」と声をかけてくださる方です。

一方で、これまでインタビューをする中では、まだ「cタイプ」の方に出会ったことがありません。

ご自身も忙しいにも関わらず、こんな私のインタビューに「協力しよう」と言ってくださるのは、そもそもタイプが違うということでしょうか。 そして、「cタイプ」の人は私のようなタイプにはめんどくさいから(?)近づかないのかもしれません(笑)。

年齢に関わらず、人には人生の節目、キャリアの節目があります。

節目の時に、自分からエンジンをかけて前へ進める人ばかりとは限りません。考え込んでしまって答えが出せなかったり、プライドや周囲の目が気になって前へ進めない人もいます。

ここまで読まれて、

「自分は信念をしっかり持って、自分から燃えて行ける」と思えたら、それは一番いいことだと思います。

こういう人には、迷いが無いし、とにかく後はやるだけ!です。

でも、これまでの自分を変えるのには、結構な勇気が必要ですし、特に先の第1分類は、資質なので、これはガラッと変えることも難しい面があります。

大切なのは、まずは方法はどうあれ「いざというその時に、燃えることができるか?エンジンをかけることが出来るのか?」ということだと思います。 今がその時ではなくても、定期的に自分のエンジンを温めて、調子をみておくことが必要かもしれませんね。

自分の生き方については、リーダーは自分です。

まだまだリサーチの途中なので、今日はこの位で。

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