「ソムリエール」復活。セミナーやりました。
全4回シリーズで始めたワインセミナー@築地。
これまでのテーマは、
■第1回 ボルドー
■第2回 ブルゴーニュ
■第3回 シャンパーニュと泡
■第4回 ニューワールド(新世界)
各回、約3時間の短い時間で、講義とワインテイスティングをするので、本当にダイジェスト版ではありますが、手作りのテキストで説明をさせていただきました。
ご参加いただいた方には、ワイン世界の大まかな地図が描けたかな…と思っていただけたら嬉しいです。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
ソムリエの資格は、新卒で入った航空会社で取りました。
資格とか試験なんて、めんどくさいと思っていた私でしたが、客室乗員訓練部時代に、成り行き上、受験することになりました。 ワインを飲むのが大好きだけれど、知識としては何もなかった私が…です。
どんなレベルかと言えば…。
「シャルドネ」って、聞いたことあるけれど、それがブドウ品種の名前なのか?地方の名前なのか?すら区別のつかなかった程…です(笑)。
資格取得のための勉強は大変でしたが、「ワインを知る」ということは、世界を知る、地理を知る、歴史を知る、人を知る、技術を知る、文化を知る…ということにつながり、社内外の老若男女問わない友だちも増えましたし、海外の人との共通の話題も出来たりで、やっぱり勉強してよかったなと思いました。
その後、エールフランスやエア・ニュージーランドの共同運送便の仕事をする機会もあったので、1人仕事先でワインの酩醸地をめぐるという過ごし方が出来たり、それがきっかけで航空会社の仕事として、グルメ本の取材や執筆、ワインスクールの講師なども経験することができました。
ここ10年程は、メディア・通信の世界の人事をやっていたので、仕事には直接関係なかったですし、これからも、ワインはあくまで趣味で、仕事とは全く関係ないと思って過ごしていました。
自分自身がソムリエの資格を持っていることすら、忘れかけていた3年位前。 私のこれまでの経歴や専門分野などについて、人前でプレゼンテーションをする機会があり、その資料の中におまけ的に入れていた「ワイン」という言葉。
発表をきいた方から「せっかくだから、‘ワイン’をキーワードに、全くつながりが無いヒトやコトをつなげるような仕事をしたら、面白そう。是非、やってくださいね。」という言葉をかけて頂いたのでした。
自分にとって、あまり価値が無いかなと思っていたことが、相手にとっては意外な価値があるということを知りました。
そして、今、それを自分の強みの1つとしてやって行こうと思っているので、きっかけとは本当に不思議です。
今回の4回コースでは、築地のおかみ丼々・和田さんのところのお料理とのコラボが実現しました。
第4回のテーマは「ニューワールド(ヨーロッパ以外の国)」だったので、アメリカ、ニュージーランド、チリ、アルゼンチンなどのワインをテイスティングしました。
花籠のお料理は、鴨ロース、坂越のカキフライ、ビーツ、芽キャベツ、ブロッコリー、プチトマト、金柑
サボイキャベツのロールキャベツ
野菜はすべて久松農園さんのもので、素材そのものの味とワインの相性をみるのにとても素晴らしいメニューでした。 実は、和田さんのところのお料理は、私が尊敬する某有名ソムリエが「美味しい!」と、端から端まで全部食べたという逸話がある程の本当に優しく滋味溢れる品ばかりです。
集まったメンバーは、皆さん別々の会社、業界、年齢や立場の方々でしたが、「ワイン好き」という共通言語があると、あっとういう間に場がなごみ、仲良くなってしまうので、大抵が1人参加の方ばかりです。
ありがたいことに、リクエストを頂きましたので、3月はテーマを替えて、「海外で活躍する日本人」ということで、ワイン造りの本場で世界と渡り合って頑張っているつくり手をテーマにして、ワインとお料理を楽しむ会を行います。4月からも定期的にセミナーを行っていくことになりそうです。
これからも、ワインを一つの切り口にして、いろいろと仕掛けていきたいと思います。
ワインセミナー、イベントの開催、レストランやパーティーなどでのワイン選び、ワインリスト作成など、どんなことでも私でお役に立つことがあれば、全力でお仕事させていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください!