元上司と陶芸…Part2 続き。
前回は、元上司の陶芸家のW氏のところで、元同僚Mさん、Sさんと3人で形を作るところまでやりました。
今日はさらに元同僚のCさんが加わって、生徒は4人。
前回参加の3人は作品の素焼きが終わって絵付け、Cさんは土から素焼き前までの工程で、お皿を作ることになりました。
まず、私の希望は「沖縄のやちむんのマカイ」のイメージと伝えてあったのですが、念のため、私がスマホでイメージと見せると…。
「カイトさん、普通じゃつまらないだろうから、これかなっていう見本を用意しておいたよ」と、Wさんがイメージとなる見本の写真を用意してくれていました。
それが、これ(右下)。
私(心の声):え、かなり渋いな。色はそんな感じだけど…。
Wさん:丸とか簡単なのじゃなくて、こういう偶然を大胆に楽しむみたいなのが、品もあるでしょ。カイトさんに合ってると思うんだよね。
私(心の声):まあ、確かに私って、行き当たりばったりとか嫌いじゃないし、まあ、渋いけど、品と言われれば…そうなんだろうし…。
私(声を出して):そうですか。私をよくご存知のプロが言うならそうしてみます。
ということで、まずは透明な釉薬を器具を使って息で吹き付けるという方法で満遍なくつけます。
Wさん:肺活量ある?
私:いえ、私、こう見えても、小児喘息だったし、肺活量の検査はいつも何回もやらされるんです。少なすぎるって…。だから…
Wさん:あー、そう。じゃやってみて。
私:聞いてます?だから、肺活量は少ないんですよ!
Wさん:はい、これで、やってみて。
フーフーと、一生懸命に吹き付けました。 それが、これ。
なかなかではないでしょうか。ブツブツ言いながらも、やるタイプです(笑)。
次に3色の釉薬を1色ずつスポイトに入れて、濃さと垂れ具合をみます。
私:見本の写真みたいに、ジュワーっとボカすのって、どうしたらいいんでしょうね。なかなか垂れ方が難しくて…。
Wさん:あ、この見本を再現するのは無理だからさ…。だって、これ人間国宝の作品だし、ははは(笑顔)
私:は?人間国宝?ハナから無理じゃないですか?早く言ってくださいよ〜。
Wさん:まあ、カイトさんの感性で、考えてやってみてよ。
私(心の声):エー!
見込まれているのか、何なのか、とにかく3色やってみました。
あー、もうどんなのが出来るのでしょう?
一体、どうしろって…
内側にもダラーっと行っちゃうし…、あーどうしよ…。
Cさんが持ってきた「あんこ玉」を食べて、休憩しながら、機嫌をとり直して、なんとか仕上げました。
陶芸って、奥が深いな〜。今後も季節に1個くらいのペースで何かを作っていきたいと思います。