カイトチカの日記

Life Solution Energyとして、エナジャイズする記事をお届けします

これから、自分の仕事が目指すところ。

f:id:kaitochicap:20160914102225j:plain

会社を辞めて、9ヶ月が経とうとしています。

別の会社に転職しなかったのは、いずれ組織の枠が外れる日が来るなら、出来るだけ早いタイミングで、「自分」という個人が世の中でどの程度、必要とされるのか?を試してみたかったからです。

本当は45歳くらいで…と前々から思っていたのですが、その時期は仕事が乗っていて、面白い仕事を任されることが多く、その魅力には抗し難かったので、実際には、予定よりも少し遅くなってしまいましたが。とりあえず、スタートが切れました。

これまで、世の中の多くの働く人がそうであるように、私がやってきた仕事そのものはもちろんですが、上司や環境についても、「パーフェクト!」ということありませんでした。でも、いつでも何かしらの課題があったので、「仕事っていうのは、結局、次々に課題解決をしていくこと」なのか…ということも分かりました。

今はそれも良い経験だったと思いますし、女性のキャリアを考える、後輩たちの道筋をつけるということに思いを寄せることが出来たのも、ある程度、周りを見渡す余裕ができたからだと思っています。

これは、ライフネット生命出口治明さんがおっしゃるところの、「人は誰もが、世界経営システムのサブシステムである」ということを実感することにもつながりました。

世の中の人が、それぞれ、自分の周りにある課題を解決してくことで、世界が少しずつ望ましい方向に行くということです。

これまでの9か月、走ったり、立ち止まったりしながら、会社を辞めた今の私の役目というのは、何だろうか?と、ずっと考えてきました。

f:id:kaitochicap:20160914102229j:plain

以前からお付き合いのあった方に、仕事を頂いたり・・・。

それは、本当にありがたいことでした。

何人かの人から、「会社という看板があるから、仕事ができるのであって、自分個人だったら、相当の価値が無いと仕事なんて振ってもらえない」と聞いていました。私自身も、そう思っていました。実際に、会社員時代には「●●社のカイトさんだから…」ということで、お話をいただいたり、アポを取っていただいたりということがあったと思います。

フリーになって感じるのは、「声を掛けてくださいる人がいること」の有り難さです。会社の枠が無くても、私個人と付き合ってくださる人は、本当に大切にしたい方々だと実感しています。

反省すべきところは、これまで、フリーで仕事することのペースが良く掴めていませんでした。

元々、仕事をするのが好きなのと、これまで、あまり振られた仕事を断ったことがないので、とにかく仕事をやりたい一心で、本当は興味や面白さがよくわからない仕事をしようとしたこともありました。

また、会社の中では、「あなたのタスクはこれ、およびその周辺」と範囲が決まっていましたが、フリーになったら、軸さえブレなければ何でもありです。それゆえ、「やったことない事に挑戦してみたい!」と色々広げすぎて、時間にばかり追われてしまったこともありました。

せっかく声をかけてくださったのに、きちんと対応できずに、不義理をしてしまった時もありました。それには本当に深く反省しています。

そして、落ち込んで、しばらく動けないこともありました…。

最近、イクボスを世の中に広めるための活動を精力的になさっている、川島高之さんにとても良い刺激を頂いています。

川島さんには、以前、社外の勉強会にもお越しいただいたことがありましたが、SNS上に流れてくる、全国を飛び回っている様子。時々いただくコメントに、とても勇気づけられています。川島さんの動きを通じて、これまで中々具体的な動きがなかった、「ダイバーシティの推進」や「女性活躍」について、大きなムーブメントを起こされているなあということを特にこの頃実感しています。

イクボスに関して言えば、今まで、オセロの黒一色だったものが、パタンパタンと白に変わり、今やその勢いが止まらない感すらします。それは、やはり川島さん(および、ファザーリングジャパンの方々を含む)の思いの熱量と行動量が圧倒的だからだと思います。

人は、他人が何かをすると「あの人はああいう立場だから、ああいう性格だから出来る」とか、逆に自分が何かをできないことに「そうは言っても、自由がきかない立場だし、自分には条件が整っていない」みたいに出来ない理由を探しがちです。私にもそういう部分があったことに、気がつきました。

「変えたい!」と思う人たちは、その出来ない理由を超えられるわけです。

自分はどうだったか?と言えば…。その時々は精一杯やっていたつもりでしたが、やっぱり熱も行動もまだまだ足りなかったなと、反省することしきりです。自分の部下たちにもっとこうできたら良かったのに…などと、夜、布団の中で後悔にかられることもあります。

その昔、航空会社に勤め始めた新人の頃の研修で、「昔は女性社員の定年は35歳だった。それを、先輩方が少しずつ押し上げて、男性と一緒になった」という話を聞きいたことがありました。その時は、何も考えずに聞いていましたし、自分に男性と同じ労働条件が与えられていることを「当たり前」だと感じていました。

でも、会社や世の中の常識を変えて、後輩たちにその「当たり前」を残してくださった先輩たちは、きっともの凄いエネルギーだったのだろうなあ、と。今になって、ようやくわかるような気がしています。

「イクボス」は、世の中や人々の考え方の枠組みが、また一つ大きく変わろうとしているキーワードだと思っています。

最近、私の周囲に「幸せ」「ソーシャルグッド」ということを軸にして仕事をしたい!という人が集まっています。

ある広告に関わる仕事をされている方は、何億という仕事のオファーがあっても、それがソーシャルグッドでなければ受けない。やる意味があれば、あえて何千万の仕事の方を選ぶと言っていました。そして、本当に必要としている人がいれば、無償でも引き受けるとも。(すごいですね。単位が違います)

私はそこまで規模の大きな仕事に関わっている訳ではありませんが、やはり「ソーシャルグッド」につながる仕事をして行きたい!と、改めて思っています。

そこで、改めてお願いです。

もし、私でお手伝いできることがありましたら、お声がけいただき、どうぞ使ってください。これまで学んだり、実践してきた知恵を経験を総動員して、「世界経営計画のサブシステム」としての役割を果そうと、今、改めて思っています。

少しずつ、動き始めたプロジェクトもあり、それについても順次オープンにしていきたいと思っています。

そして、まだまだ余力がありますので、どうぞ使い倒してください。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!!!

f:id:kaitochicap:20160914102237j:plain