頑張ってるお母さん、お父さん。きっと大丈夫。
部屋の片付けをしていたら、こんな表紙のものが出てきました。
今、18歳の娘が小さかった時に書いたものです。
学校で書いたものだと、大抵、クラスや名前が入っているから、これはきっと学童クラブで書いたもの。
そして、使われている漢字が「母」「日」「字」だけだから、小学校1年生の時のものかな。
ウチの子は、保育園育ちで、親ものんびりしていたので、字は特に教えなかったのです。
でも、小学校に上がる年の年初から、「ひらがな位は書けた方がいいかな〜」とふと思い、近くの公文に行って初めて書けるようになったので、保育園で書いたのでもないと思います。
扉を開けてみると。
なにやら、一生懸命に書いた文章が。
「ハッスル!ハッスル!」なんて、私、言ったことないけどな(笑)。
・・・・・・・・・・・・・・・。
私、決して、優しかったわけでもなく、ゆとりを持って家族に接していたわけでもなく、あの頃もただただ毎日必死でした。
ちょうど、娘が小学校1年生に入った頃は、空き時間を見つけては大学院の修論を書いていた時期だし、転職も考えていたし・・・。
夫もちょうど仕事が忙しくて、他に手伝ってくれる家族がいるわけでもなく、同僚とのお付合いにも行く余裕もなく。
正直、どうしていたのか?思い出せないほど忙しい毎日でした。
夏休みは学童クラブに通い、会社に時間短縮勤務の制度もまだなかったので、学童後の公文で待ち合わせたり。
公文にも間に合わない時には、近所のママ友の家に預かってもらったり。
(ママ友とちょっと飲みに行けるようになったも、まだまだもう少し先のことだったと思います。)
その頃は仕事も楽しくて、正直自ら進んで帰りが遅くなることもよくありました。
そんな自分に「仕事を優先するなんて、母親失格だな」と自己嫌悪に陥ったり。
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それでも、小さな娘は私のためにこんな風に書いてくれたんだなと思ったら、今更ながら、泣けました。
あれから、本当に色々な幾つもの山や谷があって、今があります。
親の私が言うのもなんですが、娘は人間として結構「面白くて、いい奴」に育ってくれました。
器の大きさだったら、私などとっくに越されています。
見本になるようなことも出来なかったけれど、子どもは、親の一生懸命な姿を見てそれなりに育ってくれるものなのかもしれません。
今、色々と仕事と子育ての間で悩まれているお母さん、お父さんへ。
きっと大丈夫ですよ。
ちなみに、悩みは今も尽きることはありませんけどね。
それでも、きっと大丈夫です。
そんなメッセージを書き残しておきたい気がしました。