読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

カイトチカの日記

Life Solution Energyとして、エナジャイズする記事をお届けします

『東大名物教授がゼミでおしえている 人生で大切なこと』

東京大学伊藤元重先生。 あるシンポジウムに参加した際に、大手広告代理店勤務のTさんからお誘いいただいて、伊藤先生が代表をつとめられている勉強会にこれまで数回参加させていただいています。

現在の私の仕事や興味に直接結びつかないようなテーマでも、ちょっと勇気を出して参加してみると、思わぬ気づきがあるんですよね。 むしろ、そういうテーマこそ、いいのかもしれません。 とても貴重な機会です。

そんなつながりもあり、本屋さんでこの本を見つけた時、伊藤先生がどんなことを大切にしてらっしゃるか、とても興味がわいて、購入してみました。

読書法、整理法、発想力の鍛え方、学び方など、私の尊敬する方々のメッセージと、とても共通点があるように思います。

例えば、読書の方法。

「速読もよいけれど、内容の深い本をゆっくり読むスローリーディングもよい」

「メモを取りながら読み、メモをまとめる、書くことで頭を整理しながらの読書方法」など

私は、字を目で追って、頭で理解するのに時間がかかるタイプで、それは克服したい弱点のひとつだと思っています。 でも、ゆっくり読んでもいいんだ…と安心しました。 そして、無意識のうちに読書の際には脇にメモをおいておきたいと思うのには、こういう意味があったのか!と、腹落ちしました。

こういう学びの為に学校に行くのは意味があるなぁと、改めて思いました。

私は社会人になってしばらくしてから、大学院で学びました。 当時、子育てしている母親が大学院にいくなんて、まだ珍しかったと思いますが、心から尊敬できる師と出会い、働いているだけでは得られない、深い学びがありました。 専門分野の知識を得たのは勿論なのですが、講義、ゼミのディスカッション、飲み会の席などで、先生から何気なく発せられる「学ぶため、生きる為のヒント」が、卒業した後でジワジワと効いてくるのです。 本当に前職の退職金をエイヤっと使って、行ってよかった!

今、大学の役割をアカデミックな方向性と実務スキルを習得させる方向性に二分するという案が出ているようですね。 実務スキルを効率よく学びたいのであれば、大学である必要があるのかな…という疑問があります。 ただ、いずれにしても、「学びの場」は、知識やスキルだけではないものを与えてくれる「よい師との出会いの場」あって欲しいと思います。

この本を読まれる方は、それぞれ別々の課題を持たれて読むことと思いますが、どんな課題にも共通するヒントが惜しげもなく書かれています。

東大生はいいな…。 伊藤ゼミに潜り込んでみたいな…という衝動にかられつつ、1年の始まりに読むにはとてもよい本との出会いでした。