カイトチカの日記

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ブリヂストン美術館・Best of the Best

日本橋ブリヂストン美術館が今年の5月からビルの新築工事に入るそうで、しばらくの間休館だそうです。

その前に、ということで所蔵品の中でも選りすぐりを展示している特別展 ブリヂストン美術館

。 これで、800円は申し訳ない位、見応えがあります。それほど、混んでもいませんし。

最初の展示室には、ブリヂストン美術館そのものの説明展示がありました。

開館が1952年って、日本の占領が解かれてすぐということです。そして、フランスの貴重な絵画がパリに里帰りしたパリの展覧会が1962年。 この頃に、石橋さん個人がこれだけの貴重な美術品を所蔵していることも驚きですし、広く一般に公開して役立てるという発想、志の高さにも驚きました。一般市民は勿論ですが、芸術を志す人たちが、ヨーロッパに行かなくても、勉強できるようにという意図もあったそうです。

その後、いろいろな経済状況の中にあっても変わらずにその志を引き継いでいることも素晴らしいですね。 (投機目的で、美術品を買って、その後またすぐ手放すという企業も多かった、そんな時代もありましたので。)

石橋さんに見出されたり、助けられた日本の芸術家も多いとのこと。 青木繁さんもその一人だそうです。

石橋さんは、NYの近代美術館が日常と溶け込むように街中にあって、市民が気軽に立ち寄れるということに感心し、同じようなコンセプトで今の立地に美術館をオープンさせることにしたそうです。

私は毎日その前を通勤で通るので、面白そうな展示の時など、本当にフラッと立ち寄っていました。 まさに、石橋さんの狙い通りということが、昨日初めてわかりました。

しばらくお休みなのは、寂しですが、次に生まれ変わる時には、更に本格的な美術館を目指しているそうです。楽しみですね。

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