私の人生をかけて探求するべき課題とは。
1社目の会社を退職した時。
翌日から次の会社で働き始めて、初めて感じる苦しみがあった。
退職は自分で納得して、決めたことだったけれど、知らないうちについていた「前の仕事のさび」みたいなものが自分の心にあることに気付いた。
先に辞めた先輩が「毒が抜けるのに何年かかかるよ」と言っていたのが、これか!と思った。 でも、何だかその毒の正体もわからず、苦しんだものです。
キャリアチェンジに興味を持ったのはその体験がきっかけだった。
そして、後に大学院でいろいろな本を読んで、それがジェフ・ブリッジスのトランジション理論の「ニュートラル・ゾーン」であることがわかり、 「あー!わかる、わかる。」と妙に納得。
それ以外にも、学生時代に「人生の目標を持て」と周囲の大人に言われたものの、目標なんて見えなくて、 私って、ダメな人間だな〜なんて、思っていたけれど、「それでもいい」って思えたものだ。 何故なら、計画的偶発性(Planned Happen Stance)理論が私にはしっくりきたし。
INSEADのハーミニア・イバーラも面白かった。 ソーシャル・キャピタルの重要性も身にしみた。
3社目の会社に変わった時は、そういう事が客観的にいろいろわかっていたこともあり、自分なりに諸々納得して入った会社でもあり、毎日が本当に楽しかった。 仕事には無理難題も多くて、大変だったけれど、通勤の道も、自分のデスクも、「何でこんなに働けることが愛おしいのだろう」と思えるほどに嬉しかった。
いろいろ壁に自分がぶつかってきたからこそ、キャリアに興味を持ち、体感的にわかることが多かった。 今、いろいろな人のキャリア相談を受けるのに、その勉強と体感がとっても役立っている。
そして、今日。 私はすっかり忘れていたあることを思い出した。自分の人生をかけて探求するべき、テーマだ。(具体的には内緒) そして、つい最近も考えていたテーマでもあったはずなのに…。危うく忘れる所だった。
思い出してよかった〜。本当に。
さあ、また歩き出そう。人生にワクワクする予感。