「珈琲だけの店」。どうやら「だけ」では無さそう。
有名なお店ですね。銀座のランブル。
「コーヒーだけ」の店です。
前からその存在は知っていたのですが、私自身が普段はあまりコーヒーを飲まないので、行ったことがありませんでした。
何故か、今日。
年末からずーっと咳が治らないので、一種の転地療法とでもいいますか、気分を変えたら治ることもあるかも…「コーヒーでも飲んでみようかな」と、ひらめいたのです。
早速、自転車に乗って銀座へ。
それほど、広くない店内ですが、タイムスリップしたようなレトロな感じは独特の居心地のよさです。 店内はほぼ満席。
ブレンド。こういうミルク、とっても懐かしい感じです。
新鮮な豆の香りというか、とっても良い香りです。 ネルドリップの雑味のない味わい。「あー、こういうコーヒーは久しぶりだな」と思いました。
そして、なんと2杯目いきました。琥珀の女王。2層になっているアイスコーヒーです。
一人で久しぶりのコーヒーを堪能していると、隣に英語しか話せなさそうな1組のお客さまが。
英語のメニューも用意されていて、1人のお店の方が流暢な英語でコーヒーの説明をされていました。
続いて、私の反対側の隣に、韓国のカップルが座りました。メニューを見ながら、「よくわからないね」みたいな表情で、日本語でオーダーしかけました。 すると、別のお店の方が今度は流暢な韓国語で対応。
お客さまのいろいろな質問に対しても、
「ネー(はい)。◯◯◯ ケンチャナヨ(大丈夫)」と答えています。
え!!!すごい。
そして、今度はテイクアウト希望の韓国のグループに対して、
笑顔で「チャッカマン(少々お待ちください)」と。当の韓国の方が驚いていました。
韓国語のネイティブではないと思うのですが、勉強されたのでしょうか。
このお店、昭和23年からやっていらっしゃる老舗です。
数々のカフェが出来、外来のコーヒーチェーンもある中で、コーヒーだけの店が、こんなに長く愛されて、お客さまが途切れない。
価格も安くはないですよ。
うーん、何が秘訣なんだろう。もっと知りたくなりました。
自分の足を使って「現場」に行ってみると、いろいろ発見しますね。